‘メッセージ’ カテゴリーのアーカイブ

奇跡を起こすには準備がいる。

2013年3月10日 日曜日

爆発的な勢いで夢に近づき、
夢を99パーセントまで達成しながら、
最後の最後で夢を絶たれる人をどれほど見てきたことかわかりません。

夢を現実にする人と、
あとほんのわずかに届かなかった人。

その差を分けるものがあるとすれば、それは、
周りの人たちから、
本人の実力に見合った夢と思われるかどうか、
ということも数ある要因のひとつでしょう。

小さな夢は毎日のようにどんどん言いふらしてまわれば、
協力してくれる人が次々と現れるかもしれません。

そして、もしその夢が、
今の自分にとって大きなものであるならあるほど、
その夢を軽々しく口にしない、ということです。

おおかたのところ、大きな夢を軽い口で叩いていれば、
「冗談で言っているんだろう」と思われればまだ良い方で、
その夢を叶える力を持っている人たちに対しては、
「ずいぶん安くみられたもんだ」とプライドを傷つけてしまいますし、
せっかくファンになってくれた方も、
よほど過大評価をしてくれている人でなければ、
「その程度の実力で思い上がって何様のつもりか」と
反感を爆発させてしまいかねません。

それに気付こうと気付かざろうと、
アーティストに対する客観的な評価と、目指す夢との差が、
大きければ大きいほど、
応援してくれる人よりも足を引っ張る人が増えてくるという、
そんな悲しい現実があります。

でもそれは、本人の態度も要因のひとつとなりえるでしょう。

ひとつひとつの要因は小さくても、
ギリギリの勝負では、この小さな要因ひとつが、
夢を99パーセントで終わらせるか、
夢を現実にするかを左右する場面が訪れます。

成功か失敗かで分けるとするならば、
100パーセントでない限り、
99パーセントも0パーセントも同じなのです。

一言の重さ、一秒の重さ、一円の重さ、一人の重さ、一曲の重さ、
そのどれかを軽んじれば、大きく開いていた夢の扉が、
最後の最後、あと一歩の瞬間に、とつぜん目の前で固く閉ざされてしまう。

夢の実現を確信したところまで来ていた人にとって、
それは、とうてい受け入れがたく理解できない現実となるでしょう。

夢とは一歩を近づくのでさえ大変ですが、振り出しに戻るのは一瞬です。

10年かけて辿り着いたところから振り出しに戻されたとき、
また10年、ゼロから頑張れるかどうか。

私なら迷うことなく、やる、と答えます。

次こそ奇跡を起こすために。


ポジとネガ

2013年3月3日 日曜日

同じものにも凹と凸があって、
どちらを取るかで、
その存在の意味さえ違ってきますし、
例えばポジだけを見ようとすることは、
つまり幸せを手に入れることでもあります。

自分の良いところ、他人の良いところ、
清潔な衣服と三度の食事、
雨風をしのげる屋根のある寝床、
それがどれだけ恵まれていることかと思える人は、
一生の終わりを満足な人生だったと微笑みながらいくことでしょう。

逆にネガを見てしまうとしたら、
それは辛い道のりとなるかもしれません。

自分の足りないところ、他人の嫌なところ、
欲しい服も買えない懐の寒さ、
食べても食べても満足できずに食事制限を余儀なくされる辛さ、
豪華なベッドと広い部屋を見てはうらやましく思い……。
とどまるところを知らない望みは膨らむばかり、
いつも欲求不満で爆発寸前、自分のことだけでも精一杯で、
他人の身になれるような余裕もありません。
やがて周りの人たちも離れていきます。

……

私はポジとネガのどちらも見てみたい。

せっかくこの世界への誕生を許されて、
いまこの瞬間、地球のこの時代を
実際に体験することができるのですから。

それだけでもワクワクしながら生きています。

ポジもネガも知ることで、
二回分の人生を体験できるような、
お得な気分にさえなります。

伊達政宗公の言葉に、

「この世に客に来たと思へば何の苦しみもなし。」
「朝夕の食事はうまからずとも褒めて食ふべし。元来客の身に成れば好き嫌ひは申されまじ。」

というのがあります。

私は客の身なれど、
この世界に、ちょっとだけイタズラをしてみたいな、
なんてことを考えています。


アーティストの心得

2013年2月3日 日曜日

このブログではアーティスト向けにいろいろな記事を書いていますが、
そんな中で、月に一度は読み返して欲しい記事があります。

 

お客様のために歌を創ることよりも、
目標を達成することに捕らわれてしまっているとき。

>重なる足音
http://www.nemyu.com/blog2/archives/126

 

自分が決めた目標の大きさを理解するために。

>距離感
http://www.nemyu.com/blog/archives/504

 

自分が歌った曲から「感動した」の声が聞こえなくなったとき。

>こんな歌が好きなのだ
http://www.nemyu.com/blog2/archives/185

 

ここに挙げた記事に書いてあることを
自分と比べて一喜一憂するのではなくて、
記事に書かれたことについて
自分なりに考えてみることにこそ意味があるはずです。


2013年元旦ってことにしといてください

2013年1月2日 水曜日

皆様いかがお過ごしでしょうか。

今年もやりたいことがたくさんあります。
未来を想像すると、いてもたってもいられなくなります。
いくら時間があっても全く足りません。

だから今年も全力全開でやらせてもらいますよ。
この一年で新しく身に付けた能力の数々は、
レーベルの垣根を飛び越えて、
必ず世のため人のために役立ててみせます。

まだまだ楽しいアイデアもたくさんありますし、
アーティストの成長によって実現の目途も立ってきました。

今年は今まで以上に、驚きと感動、そして、温かい気持ちを、
アーティストと力を合わせて心を込めて送り出していきます!

そんなわけで、今年のネミューにも、どうぞご期待ください!


今年を思いつく範囲で振り返ってみた。

2012年12月31日 月曜日

【新人アーティスト】

今年は3人の新人アーティストがやってきました。
乃里絵、奏織、咲原夢と、逸材の豊作年となりました。

ネミューから移籍したアーティストも評判が良いですし、
来年は何か楽しいことが起こりそうな気がします。

【私が関わったリリース情報】

まずは8月に発売したネミュー10周年記念CD
「夜の虹/ゆゆ美」ですね。
ネミューからCDをリリースしたのは5年ぶりでした。
定価300円と言う価格も好評でした。
これはネミューが計画しているCDシリーズのプロトタイプとして、
記念碑的な一枚と考えています。
このシリーズからネミューの新しい歴史が始まります。

「夜の虹」のPVも制作しました。
これにより、YouTubeでネミューTVをスタートしました。

つい先日の12月19日には、「RE-ARISE」を発売。
これは某レコード会社の社長による粋な計らいによるものでした。
ネミューが表立ってロックやメジャーのCDに関わるのは初めてでしょうか。
と言っても私はちょこっと手伝ったくらいで、
何から何まで渋谷プロデューサーが手がけたアルバムです。

そして12月29日にダウンロード販売曲
Dear Children/ゆゆ美」をリリースしました。
これはネミューが自信を持っておすすめしたい一曲です。
ネミューがダウンロード販売曲をリリースするのは、
2004年の「サクラサクラ(ギターバージョン)/(明日)」以来です。
実に8年ぶりとなります。当時はまだダウンロード販売はマイナーだったな。

【SNS】

2012年は、周りの人たちが次々とSNSを利用し始めた年という印象があります。

私はインターネットでのコミュニケーションがどうも苦手で、
ミクシィもTwitterもFacebookも、全く馴染めないままです。

お友達申請とかフォローとかも、
気付くのは二週間後や、あるいは数ヶ月後だったり、
その時にまだ無効になっていない申請だけは、
なんとか対応できているという有様です。

ま、ぼちぼちですね。

【締めくくり】

他にもいろいろありましたが、今年はネミューの財産と言えるものをかなり充実させることのできた年でした。

この財産は、ネミューを、大きく有名なレーベルにするためのものではありません。

ネミューや私に関わってくれているアーティストやレーベルやスタッフが、夢を実現したり大きく発展する手伝いをするために必要なものです。

なにしろ周りのアーティストやレーベルやスタッフが凄い勢いで急成長していますので、ネミューもそれに見合うパワーを持つようにしないとなりませんものね。

それでは皆様、どうか、良いお年を!