IPアドレス枯渇問題で何が起きるか

IT業界ではIPアドレスの枯渇問題で大騒ぎです。
いよいよインターネットの世紀末。
先日の2月3日には、とうとう大元の在庫も終了。
5つのブロックのうち、
日本を含むアジア太平洋地域の「APNIC」のIPアドレスが
真っ先に枯渇すると予想されています。
どうやら今年の夏頃らしいですが……。

どんな影響が予想されているかというと、
自サーバによる全ユーザ向けのWEB公開ができなくなったり、
(つまり楽くて便利なサイトが出にくくなるってこと)、
インターネットを利用したソフトやゲームが
正しく動かなくなってしまうかも知れません。

また、インターネットに接続するにはIPアドレスを
個別に割り当てなくてはなりませんが、
ブロバイダによっては同時に接続できる上限が頭打ちになって、
パンクしてしまうこともないとは言い切れません。

今後は現行のIPv4からIPv6に移行していくようですが、
ソフトを完全に作り直さなくてはならなくなったり、
IPv4とIPv6のそれぞれで接続してくるユーザ対応など、
何だか難しい問題がいろいろあるようです。

※IPv4は32bit(約42億のIPアドレス)、
IPv6は128bit(340兆×1兆×1兆のIPアドレス、らしい)

今や銀行も飛行機も新幹線もインターネットと融合しています。
間接的にもこうしたものに何かトラブルが起きれば、
その影響はおそらく小さくはないと思います。

私は別にインターネットの専門家ではないので、
あんまり難しいことを聞かれても困りますが、
とりあえず大変なことが起きてるぞ、くらいには
頭に入れておいた方が良いかな、と思います。