このところの春らしい陽気で、
温室の植物たちもどんどん生長を始めました。
でも温かくなってきてちょっぴり残念なのは、
栄養源のチョコが溶けてしまうことです。
……
はまると楽しい、
ちょっとマニアックな世界をご案内します。
熱帯アジアの渓流域で、
水辺の岩などに着生する植物があります。
それがブセファランドラの仲間です。
独特の色や葉の形が何とも魅力的なのです。
原産地は開発の進行が早く、
採取からわずか1~2年で、
跡形もなくなったりするそうです。
野生では絶滅してしまったけれど、
愛好家の手によって種が存続しているという例は、
アカヒレやビーシュリンプなど、
調べてみると意外に多かったりします。
ところでブセファランドラの仲間は、
知る人ぞ知るという割とマイナーな水草だったのですが、
最近、雑誌で特集されてからだいぶ人気が出てきました。
本当に素晴らしいものは、ちょっとのきっかけがあるだけで、
あとは勝手に広がっていったりします。
ネミューもそんな歌が広がるような
きっかけづくりができたらいいなと思います。