無くしたものは、きっとあなたの身代わり

夜の帰り道、
目の前を制服姿の女学生が走り抜けて行ったのですが、
ポテッと何かを落としました。
ひろいあげてみると、ピンク色のガマグチ財布。
すでに遙(はる)か先を走っている女学生を
ダッシュで追いかけて、家に入るぎりぎりで渡せました。
落とし物はこうやって起こるんだな、と思いました。

……

本当に大切なものが壊れたり無くなったりしてしまったとき、
それは自分や誰か大切な人の身代わりになってくれたんだよと、
そんな風に教えられて私は育ちました。

ものをなくさないために、
みなさんはどんな工夫をしているでしょうか?

私はキーホルダーに付けたり、
振り回しても落ちないポケットの中に入れたりするくらいかな。