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絵本のなかの魔女

2011年2月19日 土曜日

心理ゲーム、記者会見の巻にも答えたのですが、アップロードしたとたんに、ボスから18禁ということでNGが出てしまいました笑
すいません。つい、うっかり本音が出てしまいました。

というわけで、今度はボスに許されるぎりぎりラインを見極めながらがんばりたいと思います。笑

ある村の外れの森の中に魔女が住んでいます。特に村の住人や子供に危害を加えるわけでもなくひっそりと暮らしているようです。実はこの魔女は 
(1)…使う魔法とどんな魔女なのか? を 書いて下さい。

その風貌から魔女と子どもたちからは呼ばれているが、実際はハーブを中心とした薬草を専門に扱うセラピスト。
子どもを見るとからかいたくなる性分ゆえ、ちょっとした子どもだまし(幻覚作用があらわれる薬草を用いて、植物や動物に喋らせるなど)を行うこともあるが、それは単なる趣味。
ここはムーミン谷もある国、フィンランド。人々はそれぞれ大自然の恵みや神秘を肌で感じながら生活している。
魔女も、実際はただの植物と料理が好きなオーガニックライフを送る初老の女性。

実は魔女は小屋の一つを牢屋にしていて、そこに以前自分に危害を加えた者を閉じ込めています。

(2)…牢屋にとらえられているのは何人だと思いますか?  ひとり

(3)…捕らえた者が魔女に加えた危害とはどんなモノでしょうか? 
 魔女の友人をこけものにした

(4)最後には魔女はある理由から悔い改めて牢屋の中から開放するのですが
 新しい庭をつくるため、牢屋を取り壊して花を植えたくなったから

『KAGEROU』を読んで反省した

2010年12月31日 金曜日

水嶋ヒロ(齋藤智裕)の『 KAGEROU』を読みました。

おもしろかったです。はじめから、すんなり入っていけました。
重いテーマなのにストーリーの展開の早さでファンタジーのように物語自体を楽しめました。
展開は早く常に緊張感が漂っているのに、一定時期のことしか描かれていないのが、ほかの小説にはないところだと思います。

正直、よくない評判(おもしろくない、等)ばかり耳に入っていたため、全く期待していませんでした。
それどころか、「ゴーストライターは誰だろう」とか、「はじめからポプラ社と著者は組んでたんだろうな」などと、全く根拠のない予測をたてていました。
読んでいないうちからそんなことを考えていた自分がとても恥ずかしくなりました。

ポプラ社の陰謀だろうがなんだろうがそんなことどうでもいい。
とにかく、おもしろい小説が読めたことが嬉しかったし、このような小説を世間のたくさんの人の目に触れる機会を与えてくれた同社はすばらしい出版社だと思いました。

小手先の技量が足りないからって、この小説の本質を見ずに批判しているのだとしたら、それは違うと思いました。

著者については、「イケメンらしい」ということくらいしか知りませんが、きっと著者は生死について、ほかのふつうの人よりも真剣に考えた時期があるのだろうというのが伝わってきました。

ただ、テーマだけで考えるとカズオ・イシグロの『私を離さないで』を連想してしまうところが惜しいと思いました。やはり、あの名作と比較するとどうしても負けてしまうからです。

この本を読んで、世間の噂に振り回されず、ちゃんと自分の目で見てから物事を考えて喋ろうと思いました。