‘メッセージ’ カテゴリーのアーカイブ

二極化

2011年1月10日 月曜日

年末から年始にかけて予期せぬ事態のオンパレードで、
メールサーバとFTPサーバの変更やら
サイトやブログのメンテナンスやら、
とにかく全力で立ち向かっていました。
私の師走は今日まで続いていましたが、
明日からはようやく日常業務に戻れそうです。

……

全てが0と1によって成り立つデジタルは
二極化の最たるものでしょう。

レコードからCDへ。

アナログ放送から地デジへ。

世の中はまさにデジタル化、
言わば二極化へ向かっているがごとく思われます。
まるでキャプテンパワーの世界です。

注釈:キャプテンパワー
特撮のアメリカンヒーローです。
デジタイズ(デジタル化)から人類を守るために戦う(いいのか?)。
主題歌「ふりむけばDanger」は最高にCool!

二極化は日常社会にもありふれていますが、
アーティストの成功度合いにもまた、
二極化を見ることができるように思います。

そして、この差は持って生まれた才能以前に、
もっと基本的な部分に起因すると思うのです。

「誰でもやろうと思えばできる」けど、
「ほとんどの人がやろうとしない」、
それをやるかやらないかの差は計り知れません。

当たり前のことが当たり前にできるアーティストは、
当たり前のアーティストではありません。
それはとても凄いアーティストだと私は思います。

チャンスをつかむ人、逃す人

2010年12月30日 木曜日

昔、私がスカウトしたアーティストで、
たまたま携帯電話に出られなかったために、
人生を変えてしまうほどの大きなチャンスを
逃してしまった人がいます。
私自身のことではないにしても、
未(いま)だに思い出すことのある教訓です。

携帯電話のメールひとつにしても、
例えば大量の迷惑メールに苛(いら)立つあまり、
パソコンメールを全て受信拒否に設定してしまうアーティスト達は、
本人の自覚なくチャンスにも人にも見放されてしまいますし、
逆に楓奈のようにわずかなチャンスもしっかり受け止め、
大きなチャンスに変えてしまうアーティストもいます。

それは部分的に見ると
本当に些細(ささい)な生活習慣の違いに過ぎないのですが、
その結果は全く違ったものになるんですよね。

アーティストとして成功する人は、なるべくしてなる、というか、
まだ将来も見えないうちから、一般の方との生活とは微妙に違う、
「アーティストとしての生活」を
自覚をもって送っている、と感じるのです。

これは楓奈だけでなく、
私の目の前で夢をつかんだ全てのアーティストに
100パーセントの割合で共通していることです。

このニュアンスを伝えるのは難しいですね。
教えて変わるものなのか、
それとも変えることのできないものなのか……。
それら全てを含めて、その人の運命なのかもしれませんが。

原因に応じた結果に行き着く、ただ、それだけのことなのですけど。

TRPGというボードゲーム

2010年12月28日 火曜日

今日はジムに挑戦してきました。
頑張ってシェイプアップするぞ。

渋谷氏の仕掛けた心理テスト。
平本ゆかのその答えをみて、
D&D(ドラゴンズアンドダンジョンズ)という
TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)を
思い出しました。

TRPGとは、マスターという進行役のもと、
プレイヤーが物語中のキャラクターを演じるというもの。
これがウルティマやウィザードリィなどの
コンピューターRPGに発展し、
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーに続くわけですね。

このTRPGは十代の頃によく友だちと一晩中やっていました。
20面から4面までのダイスは今も宝物。懐かしい思い出です。

キャラクターを作る際には属性というものがあって、
ロウ(法)、ニュートラル(中立)、カオス(混沌)の、
いずれかに属することになり、
プレイヤーはこの属性に応じたロールプレイングを
行うことになるわけです。

ロウとカオスの解釈も人によって微妙に違う場合があり、
そこに物申すつもりは毛頭ありませんが、
説明しないわけにもいかないのであえて言いますと、
ロウフル(法に準じる)は自然や人の理(ことわり)に準じ、
カオティック(混沌に準じる)は自分や人の利に準じる、
と言ったら良いでしょうか。

これは善悪のベクトルとは別のもので、
AD&D(アドバンスドドラゴンズアンドダンジョンズ)では
ロウグッドとかロウイビルとか出てきますが、
ますますややこしくなるのでここではしまっておきます。

さて、平本ゆかの回答ですが、実にカオティックで、
私の回答はというと、まさにロウフル。

秩序を保つロウフルは守りに向くので、
まさに私の役職にはうってつけ。
対して破壊と創造のカオティックは攻めに向くので、
平本ゆか、そして、渋谷プロデューサー
(勝手にカオティックと決めつけてますが)のように、
新しい世界を切り開いていく役職にはぴったりなんですよね。

それぞれが得意を持ち寄って助け合うというネミューのポリシーが、
平本ゆかの参入でますます強くなったのを感じます。

そんなこんなで来年は守りから攻めに変わる年になりそうな予感。
奇遇にもネミュー設立から10年目となる年、
平本ゆかに託した魔法の杖が巻き起こすのは、破壊か、創造か……。

http://www.nemyu.com/yuka/archives/220